ダイビング中インストラクターやバディとはぐれた時の対処法
水中でかわいい魚を見つけて夢中になってしまった!写真を撮るのに集中していた!浮力の調整がうまくいかなくて浮いてしまった!
原因は様々考えられますが、もしバディや一緒に潜っていたグループからはぐれてしまったらあなたはどうしますか?
インストラクターが見てくれているから大丈夫でしょ!? という考え方は改めましょう。
インストラクターやガイドは常にあなただけを見ているわけではありません。あなた以外の誰かがちょっと不安だったり心配なことがあるとインストラクターはその人のケアに意識が向きます。他の人への注意は少なくなってしまいます。
バディと離れ離れにならないように常にバディとコミュニケーションをとること、またグループから離れないようにすることはあなた自身の責任です。
気をつけていたにもかかわらず、バディやグループからはぐれてしまったらどうするか?
マニュアル通りにすると、
- バディとはぐれたことがわかったら、泳ぐのをやめて止まる。
- 焦ってしまったり、呼吸が乱れている場合はまずは落ち着く。呼吸を整える。
- その場に止まったまま周囲を360°しっかり見回す。自分の真後ろとその上部は死角になりやすいので、意識してよく見る。陸上と違い、上にいることもある。
- 姿を探すというよりは、フィンやバディのはいた泡を探す方が見つけやすい。水面のほうを見ると泡を探しやすい。
- 探す時間は1分以内。不安な気持ちが強くなってきたら、無理せず浮上を開始する。
- バディを見つけられない場合には、安全な浮上速度を守りつつ浮上する。
- 緊急事態のため、安全停止は行わずに水面に直接浮上する。
- ボートのエンジン音などが聞こえる場合はエンジン音が遠ざかるまで浮上しないようにする。
- 水面に浮上したら、水面手順の確認。浮力の確保、呼吸の確保、視界の確保を忘れない。
- 泳ぎまわらずに、サーフェスマーカーブイ(水面信号ブイ/フロート)を揚げる。
バディとはぐれたらどうするか、の事前の打ち合わせをしっかりできていれば、まもなくバディと合流できるでしょう。
潜水前の計画や泳ぐルートの確認、コミュニケーション、緊急時の対処法などをしっかり話し合っておくことが大切です。
*ダイビングする地域やポイント、ダイビングショップやダイビングスタイルによってはローカルのルールがあったり、水中からフロートを揚げる方が良かったりします。これらもダイビング前に確認しておきましょう。
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