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ダイビングスキル基本編〜ビーチエントリー

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ビーチエントリーの方法

 

岸から海に入っていくのをビーチエントリー、ボートから海に入っていくのをボートエントリーといいます。今回はそのうち、ビーチエントリーについて解説します。

 

エントリーする前に

エントリーする前に器材を背負って、それぞれがきちんと作動しているかしっかり装着できているかバディとチェックしあいます。水に入る前の安全確認を行ってください。

 

エントリーで重要なことは「水面手順」

 

そして、ビーチエントリーでもボートエントリーでも大切なことは「水面手順」です。浮力の確保、呼吸の確保、視界の確保です。

 

エントリー前の準備もバディと助け合いましょう。
エントリー前の準備が重要です。バディチェックをしましょう。

 

自分が浮けるだけの空気をBCDに入れて、マスクを装着し、状況に合わせてレギュレータまたはスノーケルをくわえてから水に入ります。適正ウェイトで潜っているダイバーであれば、ほんの少しBCDに空気を入れればすぐに浮きます。

 

「水面手順」を怠ると…

浅いから、とBCDに空気を入れずにエントリーしたり、レギュレータをくわえずにエントリーしたりすると転んだ時に後悔することになります。私たちが普段背中に背負っているシリンダーはスチール製の10ℓというサイズで、タンク内に空気がなくても13~14㎏の重さがあります。空気が満タンに充填されていると空気の重さが加わるので1㎏とちょっと重くなります。さらに、レギュレータが取り付けられていて腰にはウェイトベルトを巻いています。潜降を苦手としている人はさらに重くなっているでしょう。シリンダーやウェイトなどの20㎏以上の装備を背負って、転んだりするとすぐには立ち上がれません。そのために、万が一転んでも大丈夫なようにBCDには空気を入れ、レギュレータをくわえてからエントリーするのが自分の身を守るためのエントリー方法です。「あの人、ひざよりも浅い水深でおぼれたんやって~!笑」と笑いものにならないようにしておきましょう!

 

フィンはいつはく?

足場が悪い場合や浅い水深が続く場合はフィンははかずに入って体が安定してからフィンをはく方がいいでしょうし、一気に深くなる場合は海に入る前にフィンを装着していないと泳げないしバランス取れなくなったりしてしまいます。

水中に入ってはく時は、腰から胸くらいの深さまで入ってからフィンを装着すると体を安定させやすくなります。

水に入る前にフィンをはく時も入ってからはく時もバディと支えあいながらはくといいでしょう。支え合う時はしっかり肩まで組み合って支え合いましょう。そうするとバディ2人同時にフィンをはくことができます。

 

 

ビーチエントリーでフィンをはくときはバディと助け合おう
肩までしっかり組むことで安定します。

 

フルフットタイプのフィンをはく時はあらかじめフットポケットを裏返しにしておきます。オープンヒールでストラップを締めて使うストラップタイプのフィンをはく時は、バックルははずさずにストラップを伸ばして足にはめてからストラップをしっかり締めます。ストラップの締め具合で泳ぎやすさが変わります。ダウンキックもアップキックもきちんと蹴りこめるくらいにしっかり締めておきましょう。水中に潜ると水圧でドライスーツのブーツなどは生地の厚さが変化したりするので陸や水深の浅いところではしっかり締めていたつもりでも深いところで少し緩く感じたりすることがあります。

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この記事を書いた人

仮屋伸一

和歌山県で一番上手になれるダイビングスクールを目指して20年約3000名の認定実績。 「一人一人に合わせたダイビングの家庭教師」のようなきめ細かい指導を心がけています。

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