ダイビングスクール プライム

ダイビングスキル基礎編〜レギュレータ呼吸

LINEで送る
Pocket

ダイビング中の呼吸について

水中でも呼吸ができる!っていうことがダイビングの感動の1つでもあります。なんだか不思議な感覚になると思います。

しかし、その水中での呼吸は陸上のそれとは少し異なる点があります。

普段は呼吸について考えることはないと思いますが、鼻で呼吸しています。ダイビング中の呼吸は、レギュレータという呼吸装置を口にくわえて口で呼吸します。鼻はマスク(ゴーグル)で覆われているので、鼻で吐くことはできるけど吸うことはできません。水中でも呼吸はできますが、陸上とは違う呼吸法なので少し違和感を感じる人もいます。

口での呼吸に違和感がなくなるよう以下のことに気をつけましょう。

 

レギュレータ(呼吸装置)のマウスピースをくわえて、「う」と発音するときのように軽く口をすぼめます。マウスピースをくわえるときには強く噛む必要はありません。強く噛むと呼吸がしづらくなります。大きくゆっくりと呼吸を心がけてください。

 

ダイビングの呼吸
緊張はレギュレータをくわえる口元にも表れる

 

ダイビング中の呼吸のコツ

1)吸うことよりも吐くことが大切

2)大きくゆっくりと

3)急がず間を取る

 

吐くことが大切

まず覚えておいていただきたいことは、体内の二酸化炭素が増えると呼吸をしろ!という命令が脳から送り出されるらしい、ということ。

つまり、吐くことをおろそかにすると呼吸が苦しく感じて呼吸するように命令が脳から出てしまいます。特にダイビング中は緊張から呼吸が浅くなりがちです。吸うことよりも吐くことを意識して潜ってみてください。

 

大きくゆっくり

ダイビングは、大きくゆっくりと呼吸しましょう。吐きづらく感じる人は、「うーーーっ」っと声を出してみるといいかもしれません。

 

急がず間を取る

しっかり吐きましょう、というとどこまで吐いて良いのか分からないという声をよく耳にします。吐いたあとには必ず吸うという動作になりますが、この時に喉の奥や気道を開いて「はーーっ」っと一気に早く吸わなくても良いくらいにしっかりと吐いてください。肺だけで呼吸するのではなく、腹筋を使って腹式呼吸を心がけましょう。

そして吸ってからすぐに吐きはじめません。吐いてからすぐに吸いません。吸うと吐くが切り替わるタイミングで一拍間を作って呼吸できるようになりましょう。

 

私が勝手に「呼吸の5秒ルール」と呼んでいるのですが、「5秒かけてゆっくり吸って、吸った分と同じ量を5秒かけてゆっくり吐く」ことをイメージしながら練習しましょう。

肺活量など個人差がありますから5秒が難しいと感じる人は2秒でも3秒でも大丈夫です。「吸う」と「吐く」のバランスを意識してもらえればいいと思います。

水中でゆったりとした呼吸ができているダイバーさんの吐く泡は、少しずつ出てきます。逆に呼吸が落ち着いていないダイバーさんは、泡がボコッと大きなかたまりで出てきます。そして吸うと吐くが早いので泡が連続して出てきています。

泡の出方で落ち着いて呼吸ができているのかどうかの判断ができます。

 

LINEでお問い合わせ

\疑問や不安はLINEで解決!/

 

お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

仮屋伸一

和歌山県で一番上手になれるダイビングスクールを目指して20年約3000名の認定実績。 「一人一人に合わせたダイビングの家庭教師」のようなきめ細かい指導を心がけています。

この著者の記事一覧

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

関連記事RELATED ARTICLE

SHARE
PAGE TOP