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ダイビングスキル基礎編〜マスククリアの原理

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ダイビングの練習で苦手なことナンバー1マスククリア

 

マスククリアというのは、マスク内に入ってきた水を水中にいながら排出するスキルです。ダイビング中にマスク内に水が入ってくることに苦手意識や恐怖心のある人は多いです。繰り返し練習して、マスクの中に水が入ってきたら無意識で排出できるようマスターしたいスキルです。

 

マスククリアの原理(マスク内の水が外に排出できる理由)

 

まず、マスククリアはどのようにしてマスク内の水を排出するスキルなのかを説明します。

 

マスク内にマスクブローと呼ばれる方法、つまりは鼻から息を吐くことでマスク内に空気を溜めていきます。その鼻から吐いた空気がマスクから漏れてしまわないようにマスクの上部を押さえます。上部は眉間あたりを片手で押さえても良いですし、こめかみのあたりを両手で押さえても良いです。どんな方法でも良いです。強い力も不要です。マスク内に吐き出した空気を溜められるように漏れないようにするだけです。また、マスクの下の部分は必ずしも開ける必要はありません。

 

鼻から吐いた空気がマスクの中に溜まっていくとその空気の圧力でマスク内にある水を排出します。

 

レンズの下の方やノーズポケット(マスクの鼻が収まるところ)に溜まった水は抜けづらくなりますので、少し上(水面の方へ斜め45度くらい)を向くとレンズやノーズポケットにある水が顔の方に流れてきて外に排出されやすくなります。

 

 

 

顔の形とマスクのフィット感の問題でこめかみのあたりから空気が漏れる人がいます。ダイビング器材メーカーから発売されている最近のマスクの多くは顔へのフィット感を良くしたり耳抜きをしやすくするためにシリコンがとても柔らかくできています。そのためこめかみあたりから空気の漏れやすい人が増えていますが、そんな人はマスクの下部を少しだけ持ち上げるようにすると上手くいくことが多いです。

 

マスク内の水を早く抜きたい!という気持ちの焦りからマスクブローが激しい人がいます。マスク内の水は鼻息の勢いで抜くわけではないので気をつけましょう。鼻から強く吹き出すことで、マスク内に溜めたいはずの空気がマスクの外に吐き出しては全く意味がありません。「んーーーーっ」とハミングするように優しく優しく吐き出してください。

 

マスク内の水を早く抜きたくて、鼻息の荒くなっているダイバーさん。

 

マスク内の容量は200cc程度しかありません。ほんの少しだけ優しく優しく吐き出す方が効率よくマスク内の水を抜くことができるはずです。

 

不安のある人はインストラクターに見てもらいながらゆっくり練習してみてください。

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この記事を書いた人

仮屋伸一

和歌山県で一番上手になれるダイビングスクールを目指して20年約3000名の認定実績。 「一人一人に合わせたダイビングの家庭教師」のようなきめ細かい指導を心がけています。

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