ダイビングスキル基礎編〜レギュレータリカバリー
レギュレータがどこかに行ってしまった時に探す方法
レギュレータが口からはずれてどこにいったか分からなくなってしまって探す方法を紹介します。
まずはレギュレータはシリンダーに接続されているので自分の近くにあります。だから慌てないことです。そして、探す時間稼ぎをするために息が苦しくなりにくくなるよう息を少しずつ吐き続けましょう。息を吐こうと意識するとすぐに息が続かなくなる人は、小さな声で「うーーーーっ」と言い続けるようにすると良いでしょう。
レギュレータリカバリー2種類の方法
アームスウィープ法
息を吐き続けながら、レギュレータのあるはずの右側に体を傾けます。こうすることでレギュレータが右側に垂れ下がってきます。
右に傾いたまま右手を前に出し、その指先を見ます。前に出した右手を、右の太もも、お尻、背中に背負っているシリンダーの底を触るようにゆっくり大きくまわして前方に戻してきます。
前に戻ってきた右手の肘と肩の間くらいにレギュレータのホースが引っかかっていることが多いです。マスクをしていると見えづらいので左手でさぐるといいでしょう。
このアームスウィープ法は体は右に傾いたまま、回している右手の指先を見ながらやるのがポイントです。指先を目で追っていると見えてくることが多いでしょう。
リーチ法
アームスウィープ法で腕を回しても見つからない場合もあります。その場合は、シリンダーとレギュレータが接続されているところに手を伸ばしてホースを手繰りましょう。
左手でシリンダーの底を持ち、少し右上方向めがけて(右肩の方へ)幼い子供をおんぶするように持ち上げます。右手を自分の右の肩甲骨に指先を触れるように後ろへ伸ばします。レギュレータのファーストステージのレギュレータホースの接続部を触り、ホースを手繰り寄せます。
どちらかの方法でレギュレータが見つかったら、レギュレータ内には水が入っていますので、2種類のレギュレータクリアの方法で内部の水を排出して呼吸を再開します。
オクトパスは右につける?左につける?
オクトパスを左側につけている人もいますが、レギュレータと同じ方向につけておくと、もしレギュレータが見つからなくてもオクトパスが見つかれば呼吸できます。左側につけているオクトパスはバディを助けるため専用、右側につけているオクトパスはバディのためにも自分のためにも使用できます。
左につけているオクトパスは自分でくわえるとくわえづらかったり、くわえる向きをまちがっていると水が入ってきたりします。ご注意ください。
特にレギュレータをレンタルされる人は、オクトパスがどちらについているか確認しておくことが重要です。
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