「潜る前にちょっと荒れている海を見て、緊張しました…」

2021年2月15日(月)　透視度8m　水温17.8度

「天神崎ビーチ」「天神崎ビーチ」

昨晩から雨が降っていましたが、ダイビングは雨が降っても海が荒れなければ潜れます。逆に晴れていても、海が荒れたら潜れません。

今日は雨は降っていましたが海はそれほど荒れていなかったのでレッスンダイビングしました。

私たちのホームの天神崎ビーチは、大潮の満潮時にはリップカレントが発生して沖向きの流れがあることが多いので行きはいいのですが帰ってくるときには流れに逆らって泳ぐことになります。潜水計画には注意が必要です。その点を事前に海を見ながら説明しました。今まで流れのある海で潜ったことがない今日の受講生さんはちょっと緊張してしまったようです。

ダイビングのリーダー役を演じることでダイビングのどんなところに危険が潜んでいて、どんなことに注意すれば安全に潜れるのかという練習です。今まではインストラクターに指示されるがままのダイビングでしたが、主体的になることで気が付いていなかったことにたくさん気が付くことができます。

一気にレベルアップできます。

今日はリップカレントが発生していて沖に向かって少し流れがある状況でのレッスンでした。インストラクター役のダイバーさんはそんな初めての状況で少し緊張していたようです。呼吸も乱れ気味で吸いすぎて浮力コントロールがうまくいっていないようでした。

引率する緊張感、初めての流れの中でのダイビング、いつもより少し濁っている海、など少しのことが重なって少しずつストレスになっていきます。ナビゲーションに不安が出てきたりすると呼吸も乱れ始めます。焦ると泳ぐスピードも速くなり、さらに悪循環です。

先に進むことばかり気をとられていると、後ろをついてきているダイバーさんへの注意が足りなくなります。

緊張するときほど落ち着いて、ゆっくりゆっくり進むことが大切です。

今日のインストラクター役のダイバーさんは、初心者に優しく何度も何度も振り返って「OK！？」って聞いてくれましたね。「残圧は？」って確認してくれましたね。

安心して後ろをついていけましたよ！！！

きれいなウミウシも見られましたね。

初心者ダイバー役のダイバーの確認のために後ろを振り返ったり、ダイバーさんたちとコミュニケーションを取るのに立ち姿勢になって止まって浮力コントロールしたりすることで今までにはない姿勢をとったり、違う体勢でフィンキックをしたりすることが知らず知らずにスキルアップのトレーニングにもなっているんですよ！

今日は様々な点で修正すべきことが見つかりましたね。次回までにきっちり準備しておきましょう！！！