ダイビングスキル基礎編〜マスクに水が入らないようにするには
マスクに水が入らないようにする
1.自分の顔にフィットするマスクを選ぶ
マスクのスカート部分の形が自分の顔に合っていない物を使うと水が入りやすくなります。
真上を向いて顔とマスクスカート部分に髪などをはさまないようにマスクをそっと乗せます。鼻からほんの少しだけ息を吸って、マスクに触れずに正面を向きます。マスクが落ちないか、どこからか空気が漏れていないか確認してください。
合うマスクなら、手で押さえていなくても顔からはずれずにくっついています。
2.スカート部分と顔をフィットさせる
ダイビング前にマスクを顔につけたら、髪やフードの端がスカート部分に挟まっていないか、スカート部分が折れ込んでいないか確認します。髪の長い人はおでこのところだけでなく、耳元やこめかみなどさらには口元も確認してください。
髭を伸ばしている人は水が入ってくることを覚悟しておきましょう。
グローブをしていると分かりづらいので素手で確認するといいでしょう。
またバディに確認してもらいましょう。(現在は新型コロナウィルスなどの感染予防の観点からバディチェックは目視にて行うように推奨されています)
3.マスクストラップを締めすぎない
マスクに水が入ってくるのを嫌がって、マスクのストラップを目が吊り上がるほど締め付けている人がいます。これは逆効果で、かえって水が入りやすくなります。マスクのスカート下の部分は唇に触れるくらいの位置に装着するようになっています。しかしストラップを締めすぎるとその位置にフィットしなくなり、鼻に当たるくらい上に引き上げられてしまいます。人の顔は鼻の下の部分と頬の段差が大きいので、そこにマスクとの隙間ができてしまい水が入りやすくなります。ひどい場合は豚鼻のようになっています。こうなると、もし水が入ってこなくても写真写りもよくありません。
4.口呼吸をマスターしよう
レギュレータ呼吸に慣れず、鼻で呼吸してしまう人はマスクが上にずれやすくなって水が入りやすくなります。
5.表情が変わると水が入る
水中でかわいい魚を見たり、バディと目が合ってつい笑ってしまったり喋ってしまったりすると水が入ってきます。また緊張でレギュレータのマウスピースを強く噛んでいる人は口元に力が入って表情が変わりマスクがフィットしなくなります。眉間のシワにも気をつけましょう。
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